買い手のお役立ち情報
住宅購入で大切なのは、ご自身にとって一番大切な要素から順番を付けてそれに沿って探すことです。
例えば、地域、購入価格、部屋数レイアウト、平屋VS2階建て、戸建てVSコンド、学校区、築年、HOA町内組合有り無など要素は沢山あります。不安な方はご自身の目で見ることが大切です。人それぞれ感じ方が違いますので
意見は参考にして、確認はご自身でしていただくことが基本になります。また、気に入ったコミュニティーに週末に行かれると、また違った発見があったりしますね。
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地域
まずは自分のライフスタイルや通勤・通学などから「外せない条件」を出し大まかな地域を検討します。その後、大まかに割り出した地域の中から、何を優先したいのかによって絞込みをしていきます。シングルの方、お子さんのいる家庭、子供が巣立ってリタイア後の家を探しているなど、状況によって優先したいことは違ってくるでしょう。
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購入予算
ローンを組む場合は、好むと好まざるとにかかわらず銀行やローン会社が、買い手にいくらまでローンできるかを決定します。通常は、家を探し始める前に金融機関から仮承認(Pre-Approval Letter)を受けます。「あなたの今の状況では、どれくらいのローンが組めるか試算しますよ」というものです。
返済額は、ローンの元金の返済額と利息、固定資産税、火災保険の保険料の合計金額です。(これを、PITIという- Principal, Interest, Taxes, Insurance)いくらまでなら無理なく月々の返済ができるのかなどの試算をして、購入価格を決めていきます。
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部屋数レイアウト
3寝室、2浴室、3台用車庫、などの条件と、どんなレイアウトが自分のニーズにあっているのかを検討します。たとえば、家族や友人が大勢集まってパーティーを開いたり、ビジネス関係の人々を大勢招待したいという人は、キッチン、リビング、ダイニング、ファミリールームなどが壁で仕切られていないオープンなレイアウトが望ましいでしょう。また自宅で仕事をするという方は、逆にスペースが壁でしっかりと区切られているほうが生活しやすいでしょう。自分の生活スタイルをもとにベストなレイアウトを検討しましょう。
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平屋 VS 2階建て
車椅子で生活していたり、小さなお子さんのいらっしゃる家庭などは平屋(ranch house)のほうが生活しやすいでしょう。2階建ての利点としては、1階建てに比べ裏庭が広い傾向がある、寝室空間と生活空間の区切りがしやすくプライバシーを確保しやすいなどです。
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戸建てVSコンド
独身時はコンドミニアム、結婚したらタウンハウス、子どもができたら一軒家、子どもが巣立てばまたコンド。家族構成によって家をよく買い替えるアメリカです。固定資産税やHOAなどのコスト面も関係してきます。
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学区
お子さんのいらっしゃるご家庭では優先順位の上位にくるであろう項目です。言うまでもありませんがアメリカの場合、良い学区にある家は高額で治安もよくなる傾向があります。逆に、安い家を探したければ、そこそこの学区、そこそこ安全な地区をあたると言うことになります。
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築年数
学齢期のお子さんがいるご家庭ですと、学区は絶対に譲れないけれど、築年数や家の大きさには寛容になれるかもしれません。圧倒的に中古物件の流通が多いアメリカでは、ホームインスペクター、アプレィザー(価格の査定をする専門家)を通して家の性能を点検しますので、購入後の老朽化による思わぬ出費リスクは限定されるでしょう。それでも、老朽化した設備を見逃さぬようにチェックすべきポイントはありますのでご相談ください。
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HOA(町内組合)
管理費や維持費の類いの会費を支払う必要があるのはコンドを購入する場合だけではありません。一軒家を購入しても、住宅ローンの他にHOAの会費を支払う必要がある場合もあります。どちらを選択するかは個人の状況とライフスタイルの好みによります。